平田俊子さんの詩を読んで、今までの現代詩のイメージが吹き飛びました。難解な言葉もなく、カッコもつけず、身近な会話や普段着の言葉の中に、おかしみや残酷さや官能が垣間見えたからです。芝居にしたら面白いよな、いろんなことを低予算でチャレンジするアル☆カンパニーにはぴったりじゃないか、と思いました。実際読んでみて、想像力と表現力を試される、面白いけど大変な作業だなと改めて実感しました。今回は新詩集「宝物」の世界も加え、川崎市アートセンターの空間で新たな「(お)もろい夫婦」をお見せできればと思います。―――平田満
SPACE雑遊
2006/1/8(日)・9日(月)